うつりゆく四季の中で鮮やかに生きる者
「1ヶ月ぶりのブログ更新」
というメールをもらい、もうそんなに経ってしまったのね…という気持ちになりました。
大雪の嵐たちは真っ白な雪をしんしんと、時に激しく降らして日本を美しく清めて去っていきました。
昨日今日は深呼吸をしたくなるほどのいいお天気。雪に染められた白山や立山が澄んだ空気の中姿をあらわしました。
立山も白山も空気が澄んでいて雲がない時にしか美しく見えないのです。
わたしは「美しい山は出しゃばらない」と勝手に思っています。
自分が一番美しくあれる環境でしか姿を見せないのでしょうね…。
四季が織りなす自然のコントラストや移り変わりの景色とは
人間が作りたくても作れない儚い美しさだなぁと思いました。
新潟の友人が妙高という土地に住んでいるのですが、ここは本当に「どこにきたの?」というくらい積雪が多いです。
冬に遊びに行った時に見たその山々の嶮しさと清らかさ。白と黒の世界はまさに雪舟の水墨画そのもの。
母に「あれは絵なのではないか」
と話していた記憶があります。
雪舟もこの美しさの全てを表現したかったのでしょう。
でも、この壮大な景色や冬の匂いや全てを絵に描くことができたならこの美しい景色など必要ないのでしょう。
写真で全て写せるのならあの漆黒の夜空に散らばるダイヤモンドのような星はわざわざ観に行かなくてもいいのでしょう。
動画で全てを感じさせることができるのならば、全てを砕くような荒々しい日本海を見て浮かんだ演歌などこの世に存在しないでしょう。
人の心を動かす力を持つ自然は
人にありとあらゆる才能を与えてくれるんですね。
この日記は特に何かを強く発信したいわけではありません。
ただ、今日と同じ日はないんだろうなぁ
という儚くて美しい気持ちになっているだけなのです。